kujira-craft's blog

くじらクラフトのブログ

アイキャッチイラスト描きました / 署名ご協力のお願い(虐待を受けたすべての人が適切なトラウマ治療を受けられることを求めます)

こんにちは。雲井くじらです。

下記のキャンペーンのアイキャッチ画像を作成させていただきました。

www.change.org

 

こちらは、「わたし、虐待サバイバー」の著者である羽馬千恵さんが発起された署名活動です。

署名活動の概要は、リンク先をご参照お願いいたします。

 

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ニュースで度々流れる子ども虐待の報道に胸を痛められている方は多いかと思いますが、子どもの頃の虐待経験が大人になっても後遺症として大きな影響を及ぼすということは、まだあまり知られていないのではないでしょうか。

 

虐待を生き延びた「虐待サバイバー」を取り巻く環境は、いまだ厳しい現状があります。

虐待サバイバーの中には、複雑性PTSDなどの重度の精神疾患を複合的に発症し苦しみ続ける方も少なくありません。

 

PTSD心的外傷後ストレス障害)をご存じの方は多いかと思いますが、複雑性PTSDとは、虐待などの長期に渡る慢性的なトラウマによる障害のことです。

現在は複雑性PTSDに関する認識が精神科医の中でもまだ充分とは言えず、適切な治療を受けられず病状が悪化してしまうこともあります。

中には、就労が困難であったり、人間関係で大きな問題を抱えてしまったり、自殺者が出るケースもあることが現状です。

また全てではありませんが、虐待被害者が自分の子を虐待してしまう「虐待の連鎖」を引き起こす原因になることもあります。

そして、虐待経験を「過去のこと」と片付けられたり、「もう大人だから被害者でない」とされるなど、周囲の無理解から更に孤立してしまう人も多くいます。

そのような悲しいことが起こらないよう、この現状を変えていく必要があります。

 

たとえ生き延びて大人になっていたとしても、虐待された方の後遺症は、「時間が経過すれば消えてなくなるもの」ではありません。

また、支援なしに本人の努力だけで後遺症を乗り越えることはとても難しいです。

 

子どもが亡くなってから初めてメディアで取り上げられることが多いですが、保護されても傷が癒えずにつらい人生を歩んだり、発見さえされずに孤独に生き延びたサバイバーの方々がたくさんいます。

これ以上、尊い命が失われることのないよう、また傷つく人が増えないよう、生き延びた虐待サバイバーへの支援が、虐待問題の根本の解決に向けて重要であると考えています。

 

賛同いただける方は、署名活動へのご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

 

雲井くじら

 

こちらからご署名いただけます 

※本名の記入にご抵抗がある方はご署名はペンネームでも問題ありません。